シュークリームはお菓子作りの中で難易度が高いとされています。膨らまないという失敗が起こりがちなのですね。
そして、かなり工程が面倒くさいのです。多分私と同じように感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、子供がシュークリーム好きなので作ってあげたいと思い、なんとか簡単にできないかと工夫してやってみたのが、以下のレシピです。
私が面倒くさいと感じる要素を全てなくして、超簡単にできるようにしました。
もしよかったら、参考にしてみてください!
シュークリーム作りが面倒くさい3つの理由
私にとってシュークリームを作るのが面倒くさいと思ってしまう要素が3つありました。
①絞り袋を使う→出すのもベタベタの絞り袋を洗うのも面倒くさい。(使い捨てもありますが)
②卵が余る→シュー皮でも余り、カスタードクリームも白身が余るけど、半端に余っても使い道に困る。
③霧吹きを使う→わざわざシュークリーム作るために料理用の霧吹きを買うの?
これらのことがなかったらもっと気軽にシュークリームを作れると思い、思い切って面倒臭い事を省いてしまったら、びっくりするほどシュークリーム作りが簡単になりました!
しかも、失敗することがほぼなくなりました。
お菓子作りをするときは、材料の違いや気温などの細かいことが影響を与えることがあるので、絶対に誰でも成功するとは断言できませんが、失敗しづらく簡単なレシピだと思います。
シュークリーム作りは面倒くさい!と感じている方は、ぜひ試してみてください。
関連記事:今ブームのバスクチーズケーキのレシピを紹介しています。 |
シュー皮のレシピ
材料(中サイズ12個分)
・水 105cc
・無塩バター 60g
・砂糖 ひとつまみ
・塩 少々
・薄力粉 60g
・卵 2個ぐらい
作り方
①鍋に水、バター、塩、砂糖を入れて火にかけ、沸騰したら止める。
②ふるった薄力粉を入れて木じゃくしで滑らかになるまで混ぜる。
③再び弱火にかけ、生地を混ぜます。生地がまとまり、木じゃくしや鍋につかなくなったら火からおろします。(時間にして1〜2分です。)
④溶いた全卵を少しずつ加えて混ぜます。その時の生地の状態によって、卵の量を調整します。ここが難しいところなんですが、シューの膨らみを左右する大事なところなんですよね。
木じゃくしですくってみると、生地がゆっくりと落ちて三角に切れるくらいがちょうどいい固さです。(この感覚のつかみ方は、⑤で詳しく述べます。)
私は大抵卵2個を溶いて、少しだけ余ります。
でも、「あと少しだから入れちゃえ!」は禁物です。この微妙な加減がシュー皮の膨らみを左右するんですよね…。余った卵はあとで使うので、とっておきましょう。
⑤ここで普通は絞り袋に詰めるのですが、このズボラレシピでは、スプーンで代用します。
写真のようにスプーンで生地をすくい、スプーンを縦にしてこんもりと上に盛るように生地を天板に置いていきます。
先ほどの④の工程に話に戻るのですが、このスプーンですくって置いていく作業をすることをイメージしながら生地の固さを調整すると、うまくいきます。
固すぎると膨らみません。でも、ゆるすぎるとこんもりと上に盛ることができません。
なので、こんもりと上に盛ることができるギリギリの緩さになるように生地の固さを調整しましょう。
⑥生地全てを12等分して置きます。生地が余ったら後から足して上にのせてもOK。こんな風にいびつな形で大丈夫です。
スプーンについている生地は、手でこそげ取ってしまいましょう。
⑦次に、小さな器に水を入れて、指をつけて水で濡らしてから、生地の形をこんもりとした山になるように整えていきます。
毎回指を濡らしながら整えていきましょう。
これで形が整うのと同時に、霧吹きの代わりになります。
もちろん絞り袋を使ったほうが衛生的でしょうが、完全に火を通すので、気にしない!
⑧190°のオーブンで、20分焼きます。火を切った後、15〜20分ほどオーブンの中で放置しましょう。皮がサクサクになります。
途中で絶対に開けないでください!しぼむ原因になります。
できたらお皿にとって冷まします。
ホイップカスタードのレシピ
カスタードは普通卵黄で作りますが、余るのが嫌なので、全卵で作ります。これがあっさりしてて意外に美味しいんです。
クリームは、カスタードと泡立てた生クリームを合わせたホイップカスタードを入れます。
ホイップカスタードの材料
カスタードクリームは、レンジで2回に分けて作ります。(大きなボウルがある方は、レンジの時間を調整すれば1回でできると思います。)
・牛乳 200cc(✖️2)
・全卵 1個(✖️2)
・砂糖 40g(✖️2)
・コーンスターチ 15g(✖️2)
・バニラエッセンス 少々(✖️2)
・シュー皮作りの時に余った全卵
・生クリーム 200cc
※私は甘すぎるものが苦手なので、砂糖控えめです。このレシピで甘さが足りないと言われたことはありませんが、甘いものが好きなら砂糖を50gほどに増やしてもいいでしょう。
作り方
①耐熱ボウルに砂糖とコーンスターチを入れて泡立て器で混ぜる。
②別容器で牛乳と卵を混ぜる。この時、シュー皮作りで余った全卵を入れちゃいましょう!
③②を濾し器で漉しながら①のボウルに入れ、泡立て器で混ぜる。
④ボウルにふんわりとラップかカバーをして、2分〜2分半レンジにかける。
⑤一旦取り出して泡立て器で混ぜる。(熱いので注意!)
⑥その後、再び1〜2分レンジにかけて、バニラエッセンスを加えて混ぜる。固まっていれば大丈夫です。
⑦2回分作ったら、バットに広げて、表面にぴったりラップを張って、冷蔵庫で冷やす。
⑧生クリームを泡立て、完全に冷えたカスタードと混ぜ合わせる。
仕上げ
シュー皮の上から3分の1ぐらいのところに包丁で切れ目を入れ、中にスプーンでクリームを詰めます。
好みで、粉砂糖をふりかけてもいいでしょう。
クリームはたっぷり目なので、膨らみによっては余るかもしれません。余ったら、パンに塗ったりパンケーキに添えたりして食べてください。
もちろんシュー皮も、クリームも絞り袋を使ったほうが見栄えがいいのは明らかですが、うちのおやつなら充分です!
私はこのズボラレシピで作ったシュークリームを人にプレゼントもしちゃいますが、「ビアー○○パより美味しい!」って言われたこともあるくらい好評です。
まとめ
シュークリームのズボラレシピ、いかがでしたでしょうか。
絞り袋の代用品はスプーン、濡らした手で形を整えることで霧吹き不要、卵は全卵カスタードにしてシュー皮作りで余ったものはカスタードに入れてしまう、という作戦で、面倒くさい3要素を排除してしまいました。
スプーンでシュー生地をこんもり盛る作業をイメージすることで、生地の固さの調整がうまくいき、失敗することが少なくなるような気がします。
普段愛用しているシュークリームレシピがある方は、このズボラテクニックだけ取り入れてみるのもいいかと思います。
簡単なので、子供と一緒に作るのもいいですね。きっと自分で作ったシュークリームの美味しさにびっくりすると思いますよ!
関連記事:今ブームのバスクチーズケーキのレシピを紹介しています。 |