寒い時に熱々のおでん、最高ですよね。
おでんの具材の中でも、大根は人気です。よ〜く味のしみている大根は格別の美味しさ。
でも、作るとなると、大根は下ゆでがあったりして結構面倒なんです。
なので、電子レンジで簡単に下ゆでができないかやってみました。
それから、味を染み込ませる技も紹介します。
電子レンジで大根の下ゆでをする
では、大根を電子レンジで下ゆでしてみましょう。
レンジで下ゆですることで簡単になるだけでなく、大根の繊維が壊れてより味が染み込みやすくなるというメリットもあります。
<大根の下ゆでの仕方>
①まずは大根の皮を剥き、2cmほどの厚さに切ります。
②片方の面に、包丁で十字の切り込みを入れる。
よく面取りをすると煮崩れを防げると言いますが、面倒だし削り取った部分がもったいないのでしなくてもOK!それに、煮崩れるほど煮込まなくても美味しいおでんが作れます。
③大根が重ならないようにして耐熱容器に並べ、大根の半分ほどまで米のとぎ汁を入れる。
とぎ汁がない場合は、米ひとつまみ+水でOKです!
米に入っているヌカによって大根臭さやアクが抜けるのです。
今日は、大根は、3分の1〜2分の1本ほどの量を使いました。
④ラップまたは蓋をして、電子レンジにかける。
時間は、500〜600Wで10分ほどです。
⑤半透明になり、竹串で刺してみて、すっと通れば下ゆで完了。
(加熱時間はレンジよって違うこともあるので、ご自分のレンジに合わせて調整してみてください。)
とても熱いので、取り扱いには注意してください。
⑥水+米で煮込んだ場合は、水で米を洗い流します。
⑦大根が熱いうちに煮込み始めましょう。そのほうが味がしみます。
ポイント
・片面に十字の切り込み
・耐熱容器に米のとぎ汁(または水+米ひとつまみ)を入れ、ラップか蓋
・500〜600Wで10分
・大根が熱いうちに煮込み始める
これで大根の下ゆでは完了です。
おでんに味を染み込ませる技
おでんを煮込む時間は?
長時間グツグツ煮たほうがおでんは美味しくなると思い込んでいる人が多いかもしれませんが、具材によっては煮込みすぎないほうがいいものもあります。
例えば、練り物やはんぺん。
練り物は煮込みすぎると、旨味が出てしまうので、煮込み時間は15分ほどで十分です。はんぺんは煮崩れするので、5分ほどがいいでしょう。
なので、はじめに大根、卵、こんにゃくなどの味の染み込みにくいものから煮はじめ、15分ほど経ったら練り物を加え、さらに15分ほど煮込みます。
このように、煮込む時間は合計30分ほど大丈夫です。
おでんは大量に作ったほうが美味しい?
「おでんは大量に作ったほうが美味しい」と聞いたことはありませんか?
これは真実なのですが、それにはわけがあります。煮物は、煮込んだ後、冷める時に味がしみ込みます。
大量に作ると、冷めるのに時間がかかります。冷めている時間が長いほど、染み込む時間がかかります。なので、よく味がしみた美味しいおでんができるというわけなのです。
なので、おでん屋さんのおでんは美味しいのですね。
大量に作らなくてもおでんを美味しくする技は?
では、大量に作らないから家庭で作るおでんが美味しくできないかというと、そんなことはありません!
染み込む時間がなるべく長くなるように、ゆっくり冷めるようにすればいいのです。
どうすればいいのかというと、煮込み終わったおでんをバスタオルで包むのです。
そうすることによってゆっくりと冷めるので、より味が染み込んで美味しいおでんになるというわけなのです。
今日は四人分で汁が2リットル。大鍋で作りました。
大きめのバスタオル2枚に包んで、4時間ほど置きました。
すると、味がしみて美味しい大根になりました!
時間に余裕があれば、完全に冷めるまで放置してから冷蔵庫で一晩置いたほうが美味しくなりますが、このように半日でも十分味がしみた美味しいおでんが作れます。
ポイント
・ 大根、卵、こんにゃくなどの味の染み込みにくいものを入れて15分
・練り物を入れて15分煮込む
・その後、鍋をバスタオルでくるんで数時間放置
まとめ
ちょっと面倒な大根の下ゆでがレンジでできると、簡単になるだけでなくより味が染み込むというのが嬉しいですね!
レンジで下ゆでする場合の時間は、10分ほどです。
おでんを煮込んだ後、温度がゆっくりと下がることによって味が染み込むので、鍋をバスタオルで包んで数時間放置しましょう。
作ったその日に美味しいおでんが食べられます。