猛暑の時は涼しげなものが食べたくなりますね。
冷たいものはもちろんですが、青いものも見た目が涼しげな感じを受けます。
青い食べ物といえば何があるのでしょうか？
この記事では、様々な青い食べ物、青色と食欲との関係、そして自然界に青い食べ物は存在するのかについて紹介します。
かき氷のブルーハワイ
青い食べ物と言って、真っ先に思い浮かぶのはかき氷のブルーハワイだという人も多いでしょう。
このブルーハワイというかき氷は、もともとハワイで考案されたブルー・ハワイという名のカクテルからヒントを得て誕生したと言われています。
ブルー・ハワイはラムベースのカクテルで、材料の一つであるブルー・キュラソーというリキュールが青くしているのです。
青がハワイの空、砕いた氷が波しぶきを表しているとか。
さて、かき氷のブルーハワイの味は何味かご存知ですか？
実は、決まった味はないそうです。メーカーによって、ラムネ味、ソーダ味、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ピーチなどのフルーツ味などに分かれるようですよ。
あっ、もしかしてこれを固めたものがガリガリ君ソーダ味じゃないですか⁈これもとても人気ありますよね。
ちなみに、ツイッターを見ると炭酸水やソーダに入れている人多数。美味しいと言われているみたいですね。
ガリガリ君ソーダ味に炭酸水かけると美味いって聞いたので、試してみた。
うん、美味しかった❤️炭酸水かけると、ガリガリ君すぐなくなっちゃって…結局二個食べちゃった(￣▽￣;)ぁー pic.twitter.com/zPsp6658Rp
— Ｇｕｃｈｉｋｏ (@hitominiuturuao) August 3, 2017
自然界に存在する青色
ブルーハワイの青は合成着色料のようですが、青というのはあまり自然な食べ物には見られない色です。青い野菜・果物や生き物ってあまり思いつきませんよね。
でも、私たちに馴染みのある食材にはあまりなくても、実際に自然界に青い食べ物は存在します。
いくつか例を挙げていきましょう。
チョコミントの青はスピルリナ
チョコミント味のスイーツは根強い人気を誇ります。
チョコミント好きな人は「チョコミン党」と呼ばれていますよね。
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人気のセブンイレブン「チョコミントわらび」。
チョコミントの色はエメラルドグリーンなのでどちらかといえば緑ですが、この緑は「青＋黄」で作られています。
黄色はベニバナという黄色い花を原料としていますが、青の原料になるのは、「スピルリナ」というものなのです。
このスピルリナの正体は、らせん形をした藻類。植物プランクトンの１種で、光合成も行っています。栄養豊富でスーパーフードと言われており、抗酸化作用が注目されているので、サプリメントなどもあります。
チョコミントの色が自然な色素だったなんて意外ですね！
イラブチャー（アオブダイ）
沖縄で食べられている「イラブチャー」という魚。正式には「アオブダイ」という名前です。
きょんちゃんが言ってた「イラブチャー」はこんなの。バター焼きが美味です！#どうぶつ図鑑 pic.twitter.com/yfMK4W6sDG
— ギャン盾 (@gyan_non) 2018年7月26日
目の覚めるような鮮やかな青です！
刺身などにして沖縄ではよく食べられているようです。
バタフライピー（チョウマメ）
英語で "butterfly pea" （バタフライピー）、日本語で「チョウマメ」と呼ばれる花があります。
この青色の正体は、アントシアニンというポリフェノールの１種。抗酸化作用、アンチエイジング、薄毛・白髪の予防、眼精疲労の改善、肥満予防、美肌作用などに効果があると言われており、実は女性に嬉しい効能でいっぱいなのです。（ただし妊婦さん・生理中の人には適さないようなので注意。）
この鮮やかな青色の花を絞ってお菓子や料理の色付けとして使ったり、ハーブティーとして飲んだりします。
このハーブティーは、レモンなどの酸性のものを加えると紫色に変わるので、色の変化も楽しめます。
＼夏休みの自由研究にお悩みの皆さ～ん／#ポッカレモン100 を使ったおいしい実験がおすすめ🤗
他に必要なのは、青いハーブティー #バタフライピーティー とガムシロップ、氷 #バタフライピー の青さの秘密は #アントシアニン
ここに酸性の #ポッカレモン100 を入れると･･･実験したい人はRT💫 pic.twitter.com/VtxK9B70Dm
— ポッカサッポロフード＆ビバレッジ (@pokkasapporo) 2018年8月2日
また、マレーシアには、「ナシクラブ」というバタフライピーを入れて青く着色したご飯におかずを添えた料理があります。
ご飯が青い…。ちょっと日本人的には、受け入れがたい光景かもしれません。
バタフライピー自体は味や香りが強くないので、別の調味料で味がつけられています。混ぜて食べるのですが、いろいろな味が合わさって美味しいんですよ！
ブルーマロウ（ウスベニアオイ）
英語で "blue mallow"、日本語では「ウスベニアオイ」と呼ばれている花も、青い色を出します。
主にハーブティーとして利用されています。炎症を抑える効果があるので、咳や気管支炎などに効くと言われています。
初めは水色、レモンを入れると可愛いピンクに！
このように見てみると、自然界にも結構青いものはありますね！
青く色付けされた食べ物
青く色付けされた食品もいろいろあります。見た目が綺麗で清涼感がありますね。
青い森の天然青色りんごジャム
「青いジャム」という物珍しさで話題になり、一時は品薄状態になりました。バタフライピーで色付けされています。味はとても美味しく、見た目も綺麗だと好評です。
ケルノンダルトワーズ ブルーチョコレート
フランス・ロワール地方の町アンジュの銘菓。毎年開かれる食品市やワインサロンなどにも必ず登場していますが、なかなかパリでも手に入らないチョコレートとあって大人気。幸せを呼ぶと言われているそうです。
流氷ドラフト
クチナシ色素で青く染めたビール。オホーツクの空･海･流氷をイメージし、オホーツク海の流氷を仕込水に使用しています。こんなビールを飲んだら、より涼しくなりそう！
ラ・ヴァーグ・ブルー
フランスの青いスパー クリングワイン。これは綺麗です！パッケージも綺麗なので、ギフトに良さそう。
クリシュナオホーツク流氷カリー
ちょっとこれはインパクト大！どろっとした青いカレーをカレーと認識するのが難しい…。話題作りにどうぞ。
青と食欲の関係は？
綺麗な反面、実際に青い食べ物を口にすることを考えると、食欲がなくなる…そう感じる人も多いのではないでしょうか。
そうです、青い食べ物は食欲を減退させるのです。
もともと自然界には青い食べ物が少なく異質だと感じること、毒やカビを連想させるからのようです。
ということは、これをうまく使えばダイエットになるかも⁈
・青いお皿に食べ物を盛ってみたり、
・青いライトを当ててみたり、
・上で紹介した青いご飯「ナシクラブ」のようにバタフライピーをご飯に炊き込んでみたり。
こんなものまで売っているそうです！
青色ダイエットめがね。確かに食欲が減退して食べる量が減りそうですが、食事は美味しく食べたいかも⁈
まとめ
ものによっては「気持ち悪い」と思ってしまう青い食べ物ですが、実は意外と自然な色素も存在します。
清涼感があって写真映えもするので、夏にはいいですね。
食欲を減退させるという効果があるので、うまく使えばダイエットに役立つかもしれません。
特に、バタフライピーは嬉しい効能がたくさんあるので、積極的に取り入れていってもいいな〜と思いました。