ついに新元号が発表されましたね。2019年5月1日から、「令和(れいわ)時代」が始まります。
日本はもちろん、海外でもニュースになったり、ツイッターの世界トレンドでも上位に入るなど、大きな反響です。
でも、首相官邸での会見を見たとき、「あれ、思っていたのとアクセントが違う?」と思った人もいるのではないでしょうか。
また、漢字を見て、「これは違う書き方をしてもいいのだろうか…」と疑問に思った方もいるかもしれません。
それらの疑問に対する答えと、覚えやすい西暦との換算法、みんなの反応などを紹介します。
令和のアクセントは?
【SNS更新】「本日、元号を改める政令を閣議決定いたしました。新しい元号は「令和」であります。これは、万葉集にある「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」との文言から引用したものであります。」全文はhttps://t.co/A0ve53CM13https://t.co/iy2LWGXsJh pic.twitter.com/1gMvnfXFRt
— 首相官邸 (@kantei) April 1, 2019
2019年4月1日、首相官邸で新元号は「令和」になるとの発表がありました。
日本最古の歌集である「万葉集」から取られたものです。
私は先に「令和」という文字を見て、その後会見を見たのですが、アクセントが思っていたのと違ったので、あれ?と思いました。
会見では、「れいわ」 と頭にアクセントを置いていました。(「冷夏」と同じアクセント)
その後、他の人が発音したものを見てみると、「れいわ」と平坦に発音しているもの(「平和」と同じアクセント)もありました。
アクセントが気になった人はたくさんいたようで、特に放送局やアナウンサーなど、実際に仕事で「令和」を発音しなければならない人からも、そのような疑問が上がっていました。
これに関してJ-CASTが内閣府の担当者に確認したところ、以下のような返答が返ってきたそうです。
『元号法』および『元号の読み方に関する告示』にもとづいて定めているのは、あくまでも漢字とその読み仮名だけであり、アクセント(イントネーション)についての決まりはありません。ですので、自由に発音していただいて構いません。
出身地の言葉によってもイントネーションは変わり得ると思いますので、読み仮名さえ間違っていなければ発音の仕方は自由です。
出典:J-CASTニュース
とのことです。
結論:どちらでも良い。
令和の漢字の書き方はどちらでもいいの?
もう一つ、会見を見て、「令」の字に違和感を感じた方もいたかもしれません。
というのは、手書きで書くとき、カタカナの「マ」が入った書き方をしている人が多いからです。
フォントによっても違いますね。
結論を言うと、どちらでもOKです。
「令和」ってことで今後この字を書くこと入力すること多くなりますが、「令」の字の書き方2パターンはどちらも正しく、
正式な書面ではこっちじゃなきゃダメ!とかも特に無いものなので覚えておくと役立つかも。
「常用漢字表」にも定められてます。 pic.twitter.com/JeDZsAV2cF— 庄子リョウ (@ryokkun_g) April 1, 2019
ただ、今までに、役所の手続きなどで、「戸籍通りに記入しないとダメ」と言われ、問題が起こっているケースもあったそうです。
これを「令和」でやると今までと比較にならない規模で混乱が起きそうなので、どちらでも対応できるように周知されると思われます。
令和の西暦換算法
さて、元号を使っていると時々西暦と換算しなくてはならなくて、ややこしいなあ〜と思うことはありませんか。
でも、令和の場合、換算がとても簡単だと話題になっています。
というのは、令和を数字にすると「018」。
令和の年に18を足し、さらに2000を足すだけで、西暦に換算できるのです。
●例
令和2年→2+18=20 ・・・ 西暦2020年
これはすぐに覚えられて便利ですね!
予言している人がいた⁈
2年以上も前に、元号が「令和」だと予言して的中した人がいると話題になっています。
明治大正昭和平成令和
違和感ないね!
— しゃん (@syaaaan_) July 13, 2016
私ははじめ見たとき、スクリーンショットだったので、画像を加工したエイプリールフールのネタかと思っていたのですが、本当でした…。
なんで分かったの⁈未来からきたの⁈とみんなびっくりしています。
「令和」という名前の人
お笑いタレントのカズレーザーさんの本名が、「和令」(読みはかずのり)と「令和」をひっくり返した名前だということで、話題になっています。
(だからカズなんですね…!)
でも、一般の方でもっとすごい人がいました。
令和って、俺の名前と同じ漢字でワロタ(俺の読みはのりかず)
兄の名前が平成にちなんで平成(ひろなり)だからなんか笑える— 安田令和 (@NorinoriYassun) April 1, 2019
なんと、新元号そのままの「令和(のりかず)」さん。
そして、お兄さんは「平成(ひろなり)」さんだそうです!
元号兄弟ですね…。
ちなみに、この方の元にはマスコミの取材申し込みが殺到し、テレビ出演することが決まったそうなので、近いうちに見られるかもしれません。
みんなの反応
新元号の発表でまだ興奮冷めやらぬみなさん。
「素敵」など、ポジティブな反応が多いように見受けられます。
その他、どのような感想を持ったのか、いくつかの反応をピックアップしてみます。
大正も昭和も平成も、改元は常に天皇の死とともにあって、慌ただしさと厳粛さが混ざったような複雑な空気があったけれども、今回のように「ハッピーニューイヤー」的な雰囲気で迎えるのは極めて珍しいことだろうな。今後は、生前譲位が慣例化して、「改元」といえば、こういうものになっていくのかも。
— 博物月報 (@hakubutu) April 1, 2019
確かに、平成への改元の時は、重く厳粛な空気でした。当然のことですが…。
でも、確かに今回は、明るい雰囲気ですね!
今日はお昼に昔ながらの定食屋さんでご飯を食べながら新元号の発表を観ました。
きっと店主のおじいちゃんは嬉しくなって初の「令和」を書いたんでしょう。
でもまだ平成だよね。。。
この領収書はもう使えないけど、まあいいか。 pic.twitter.com/53knBqErX8
— 高橋健介 (@kensuke_mr6) April 1, 2019
発表の4月1日から令和だと早とちりしている人もいますが、5月1日からですよ!
新元号が決まっておめでたい気持ちでいたけれど、あらためてこの4月が平成最後の1カ月なのかと考えたら一気に泣きそうになったぞ…なんだよ平成最後の1カ月って…今いる友人たちも、たぶんもう会えない好きだった人たちも、全部平成のもとにあったのだぞ…俺、よくわからないけれど今月は頑張るぞ……
— 蒼井ブルー (@blue_aoi) April 1, 2019
平成は31年続いたので、自分の青春は平成とともにあった…という人も多いでしょうね。
特に4月1日から新しい学校や会社、部署などに入って、新しい生活を始めた人は、余計しんみりとした気持ちになるのかもしれません。
新元号は「令和」と決定。ラ行音で始まるのは斬新でいいと思いました。元来、ラ行音というのは外来音で、大和ことばにはありませんでした。漢字の音読みのほか、ラジオとかレモンとか、カタカナ語に多い。過去の元号の音にも少なく、伝統の中に清新な風を感じます。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) April 1, 2019
(この方は後で「ラ行音で「始まる語」が和語になかった」と訂正されています。)
確かに、「れ」で始まるのがとても新しい響きで、新しい時代を感じさせますね。
このように、日本中の人のそれぞれの思いがあったと思います。 でも、「いい時代になるといいな」という思いはきっと共通のものでしょう。
まとめ
●「令和(れいわ)」のアクセントは決まっていない。読みさえあっていれば好きなアクセントでいい。
●「令」の漢字は、「令」でも、カタカナの「マ」を入れた形を使ってもいい。どちらもOK。
●「れいわ」=「018」から、令和の年に18を足すと、簡単に西暦に換算できる。
ということでした。
お祭りムードでポジティブに受け入れている人が多いようです。明るい時代になるといいですね。