もうすぐハロウィーンですね。もともとは海外の行事であったハロウィーンも、近年はすっかり日本でも定着しました。
この記事では、ハロウィーンとはどのような行事か簡単に説明し、ハロウィーン気分を盛り上げる絵本を紹介します。お子さんに読み聞かせる時の参考にしてみてください。
関連記事:ハロウィーンにミニオンのコスプレを手作りするアイディア、ネットで買える衣装などを紹介しています。 |
ハロウィーンとはどんな行事?
日本ではすっかりコスプレ大会という感じのイベントになっているハロウィーンですが、その由来をご存知ですか?
もともとは、古代ケルト人が始めたと考えられています。秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すという宗教的な意味合いのある行事でした。
その後、主にアメリカなどの英語圏の国で広まり、かぼちゃをくりぬいて作る「ジャック・オー・ランタン」を作ったり、おばけや魔女に仮装した子供たちが "Trick or treat." (お菓子くれなきゃいたずらするぞ)と言いながら近所の家を訪ねて回るという行事になっています。
ジャック・オー・ランタン
今では、英語圏の国でも宗教的意味合いは薄れています。
お子さんに、「ハロウィーンって何?」と聞かれたら、このように簡単に説明してあげるといいですね。
おすすめハロウィーン&かぼちゃ絵本
絵本を読むことでハロウィーン気分を盛り上げ、ハロウィーンがどのようなものかという理解も深まります。
ハロウィーンといえばかぼちゃなので、かぼちゃに関する本も入れました。では、おすすめのハロウィーン絵本をご紹介します。
ハロウィーンはもともと外国の行事なので海外絵本の翻訳が多いのですが、最近は日本人作家による絵本も増えてきていますね!
おおきなかぼちゃ
対象年齢:3歳から
魔女が植えたかぼちゃが大きく育ちました。ハロウィーン前夜、魔女はかぼちゃを持ち帰ってパイを作ろうとしましたが、かぼちゃがあまりにも大きすぎてびくともしません。困っていると、幽霊、吸血鬼、ミイラ、コウモリが次々と現れて…。
「おおきなかぶ」を思わせるお話です。とてもシンプルな話ですが、魔女、おばけ、吸血鬼、ミイラ、コウモリなどハロウィーンに欠かせないキャラクターが勢ぞろいするので、子供もハロウィーンの雰囲気を感じ取れるでしょう。イラストの色使いもおどろおどろしい雰囲気がよく出ています。それでも最後は微笑ましい終わり方で、子供受けがとてもいい絵本です。
ハロウィンドキドキおばけの日!
対象年齢:3歳から
レイはおばけが大嫌いな怖がり屋の男の子。ハロウィーン用に白いおばけに仮装していたら、怖がりおばけのシェイクが迷い込んできました。ハロウィーンを一緒に楽しんだ後、シェイクをいじめるちびドラキュラをやっつける準備をします。
絵が可愛くて色鮮やかで、小さな子供も引き込まれるでしょう。お話も面白いです。
また、「ハロウィンについて」の説明があったり、仮装の作り方、ジャック・オー・ランタンの作り方、ハロウィーン料理などのコラムがあり、ちょっとしたハロウィーン事典のようです。ハロウィーンに対しての理解が深まるだけでなく、きっとお子さんも「私もこれをやってみたい!」という気になるはず。1冊家にあると、ハロウィーンが楽しくなるでしょう!
かぼちゃスープ
対象年齢:3歳から
森の中で住んでいる仲良しの猫・リス・あひる。3人は一緒に世界一美味しいかぼちゃスープを作ります。誰が何をするかという役割が決まっているのですが、ある日あひるが違う役割をやりたいと言い出して、大げんかになってしまいます。そして、あひるは家出してしまいました!
ハロウィーンとは直接関係ないのですが、物語に出てくるかぼちゃスープがそれはそれは美味しそうで、秋の季節感を味わうことができます。絵のトーンも全体的に秋色で、綺麗で可愛いけれど、少し不気味な雰囲気のところもあって、ハロウィーンにはぴったりです。
3人のケンカの様子が激しくて、兄弟のいるお子さんは「私たちみたい!」と言って笑うかもしれません。絵や文字の表し方に躍動感があって、子供が喜びます。あひるが出て行った後の2人の心配ぶりや、結末も微笑ましいです。
「こしょうできまり」「とびきりおいしいスープができた!」という続編があるので、気に入ったらこちらもどうぞ。
いたずらジャック
対象年齢:5歳から
毎日いたずらばかりしているおばけのジャック。ある日、女の子から「つまらない」と言われてショックを受け、一生懸命いたずらを考えます。そして、ハロウィーンの日にジャックが思いついた素敵ないたずらとは…?
絵が可愛くておしゃれ。最後のとっておきのいたずらに、あっと驚き、子供が大喜びすること間違いなしです。
おばけのジョージーのハロウィーン
対象年齢:5歳から。絵本というよりは本なので、もう少し年齢が上のお子さんが自分で読むのにもいいと思います。イラストが多くて自分でも読みやすいです。
ジョージーは田舎のある家の屋根裏部屋に住んでいる、恥ずかしがり屋の小さなおばけです。ハロウィーンの夜、広場で行われるコンテストに参加したいのに、恥ずかしくて物陰から見ているだけ。すると友達のフクロウと猫が勇気を出して前に出るように促します。ジョージーはありったけの勇気を出して…。
物語の一番初めに、ハロウィーンがどのような行事かという説明があるので、分かりやすいです。イラストはモノクロですが、数が多くほんわかした可愛らしい絵なので、ジョージーに親しみを感じます。
おばけのジョージーの絵本はシリーズになっているので、これが気に入ったら、他の絵本も読んでみるといいですね。
まとめ
絵本を読むと、ハロウィーンの由来や、外国でどのように祝われているかということがよく分かりますね。
単に仮装するだけではなく、絵本を読むことで行事に対する理解も深まり、気分が盛り上がるので、気になった本があったらぜひ読み聞かせをしてみてください。
きっとお気に入りの本に出会えると思います。
関連記事:ハロウィーンにミニオンのコスプレを手作りするアイディア、ネットで買える衣装などを紹介しています。 |