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マレーシアのフリマアプリCarousellを使ってみた感想!驚きの展開とは?

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生活しているとどんどん出てくる不用品。マレーシアでは、どのように処理すればいいの?と悩むことがよくありました。

でも、Carousel(カルーセル)というフリマアプリを利用し始めてからは、不用品処理の手段が一つ増えてとても助かっています。ということで、今日はマレーシアのメルカリとも言えるCarousellについてのレポートです。

 

 

Carousell(カルーセル)とは?

カルーセルは、2012年にシンガポールで設立された会社。日本のメルカリのように、一般消費者間で、アプリを通して物を売買できるサービスを提供しています。

現在は、シンガポール、マレーシア、インドネシア、台湾、香港、オーストラリア、アメリカで使うことができます。iPhone、iPad、アンドロイド対応のアプリがあります。

 

フリマアプリCarousellの使い方

Carousellで物を売る場合

登録後、出てくるホーム画面はこのような感じです。

売りたい場合は上の写真の下の青丸のSellをタップします。

タップすると、カメラロールが表示されるので、売りたいアイテムの写真を選びます。一度に一つのアイテムしか掲載できません。写真は10枚まで掲載できるので、角度の違う写真などを選ぶといいでしょう。

Nextをタップすると、このような画面になります。

自分が選んだ写真をタップすると、写真の切り取りをしたり、フィルターをかけたりできます。

その後、下の方で合うカテゴリーを選びます。すると、このような画面になります。

今回は「ボードゲーム」のカテゴリーを選んだのでこのような画面ですが、洋服ならサイズなどの項目が出てきます。Listing Titleは、例えばこの場合はDobutsu Shogi (Animal Shogi For Kids)など。必要事項を全部記入していきます。

下の方にスクロールするとこのような画面になります。

Meet-up: 直接会っての受け渡し。
Mailing & Delivery: 郵送、配達。

ボタンを右にずらすと詳細を書き込める欄が出てくるので、Meet-upの場合は、「◯〜△曜日に××モール」など、受け渡しできる場所と時間を書きましょう。

Mailing & Deliveryの欄は、希望の支払い方法(ペイパルや銀行振り込みなど)、送料を払って欲しい場合などはその旨書きます。

どちらか一方でも、両方選ぶこともできます。

その下のDescriptionには自由にそのアイテムのことを書きましょう。「新品同様」など。

一番下のList it!をタップすると、そのアイテムが公開されます。

 

 

Carousellで物を買う場合

次に、何か書いたい場合を見てみましょう。

ホーム画面のExplore Carousellの好みのカテゴリーから探します。

例えば、このiPhoneが欲しいとします。

売り手とチャットしたい時は、Chatをタップします。いきなりMake Offerから希望の金額を提示することもできますが、チャットから入る方が感じがいいので、チャットすることをおすすめします。

一番下のType hereに聞きたいことや買いたい旨をタイプして送ります。直接タイプしてもいいのですが、よく使われる"Let's meet up at ..."などのフレーズがその上に出ているので、それをタップするとそれがType hereの欄に出てくるので便利です。

一方、2つ前の画面でMake Offerをタップした場合、このような場面が現れます。

ここには売り手の言い値が出てきます。それでいいのならそのままMake Offerをタップ、交渉したいのなら、金額をタップします。

ここで希望の値段に変え、Make Offerをタップしましょう。相手側に送られます。

相手からの返信があると、ここのメイルボックスに入ります。

Carousellでの評価のつけ方

チャットをした相手とのチャット欄に、Leave Feedbackというところがあるので、そこから評価をつけられます。高評価がたくさんあるほど相手にも安心してもらえるので、スムーズに売買ができた場合は、積極的につけてもらうとその後やりやすくなるでしょう。

ちょっと待ち合わせに遅れたけど…など不満な点があっても、感じが良かったなどプラスポイントがあったら、3段階のうち最高の😊をつけておくことをおすすめします。

評価は、売り手、買い手共につけられます。

 

 


Carousellを使ってみた感想…ひどい目にあった話

私はこれまで何点かカルーセルで中古品を売りました。

待ち合わせをすると多少遅れてくる人が多いのですが、それ以外は特に問題なくスムーズに進むことがほとんどです。

が、驚きの展開になったエピソードがあるので書いてみたいと思います。

私が売っていたのは、プラスチックのボールでした。

子供が小さい時に遊んでいたけれど、もう使わなくなったプラスチックの軽いカラフルなボールが100個ほどあったのです。捨てるにはかさばるしもったいないし、誰か買ってくれる人はいないかな、と掲載してみました。

私が受け渡し場所として提示していたのは、

①Xショッピングモール(週のいつでも)
②Yショッピングモール(土曜日のみ)

です。

その日のうちに、問い合わせが何件も来ました。

Aさんと待ち合わせする

その中で、私が受け渡し場所として挙げたXショッピングモールの近くに住んでいるからいつでも行くよ、と行ったAさんに譲りたいと、朝に連絡をとりました。

A さん
今日大丈夫だよ。どこがいい?

夕方6時半にXショッピングモールの◯◯の前で。

A さん
OK!じゃあ後で!

 

<約束の時間になって>

着いたよ。

A さん
ごめん、今旅行フェアに来てるんだけど、まだ終わってない。戻ってから連絡する。ごめん、忘れちゃったんだー。

はああ?今朝約束したばっかりなのに忘れたの??

 

Aさんとは一週間後に再び会う約束をしましたが、またもやすっぽかされました!しかもその後も全く連絡なし!謝ってくればもう一度チャンスをあげてもいいと思いましたが、連絡してこないのはその気がないと判断し、別の人に譲ることにしました。

 

 

Bさんと約束する

というわけで、Bさんに接触。「ある人に譲ることになってたけど、二度もすっぽかされたので、別の人に譲ることにした。まだあのボールほしい?」と聞いたのは、暗に「あなたはすっぽかしたりなんてしないわよね?」という意味を込めたのですが…(後で分かった、マレーシア人は言外の意味なんて汲み取らない。)

Bさんは欲しいと言ったので、次の日に会う約束をしました。場所は、Xショッピングモールは遠いということで、私が土曜日だけOKとしているYショッピングモールの方です。

Bさんとの約束の当日、待ち合わせ場所にて。

着いたよ。今どこ?

もう20分待ってるんだけど。今ランチ食べに行くから、着いたら連絡して。

B さん
ああ、ごめん…。言うの忘れてたけど、急用ができたんだ。来週にしてくれる…?

OH NO, ブルータスよ、お前もか!

しかし反省してしきりに謝ってきたので、次の週の同じ時間に同じ場所で会うということで合意しました。

Bさんと2回目の約束

でも、それで安心してはいけないのは分かっていたので、前日に「明日12時Yショッピングモールでね!」というリマインダーを送りました。が、既読がつかない…。

当日の朝、「今日来れるかどうか教えて!」と再度メッセージを送ったものの、まだ既読がつきません。Bさんが来るかどうか分からないけど、どっちにしろYショッピングモールに行く用事があったのでボールを持って行きました。

すると、約束の時間の8分前になって、

B さん
ハーイ!火曜日に会える?

……。この人たちの思考回路が分からない…。

もう2回もすっぽかしたんだから、絶対に来週来てよ。カレンダーに印つけて忘れないでね。

B さん
うん分かった、じゃあ来週ね。

再び、一週間後の同じ時間に同じ場所で会うことを約束しました。

ここまで来ると、怒るよりは笑えてきて、一体このボールはどうなるのだろう、と結末を楽しみにする気持ちが芽生えてきました(笑)。

予想外の結末

仏の顔も三度。チャンスはあげても3回まで。でも、いくらなんでも今度は約束通り来るだろうと思っていました。

が、予想外の結末を迎えました。

約束の3日前の水曜日の朝。

B さん
今日はZセンターで働いてるんだけど、確かXショッピングモールの近くだよね?Xなら週のいつでもいいって言ってたよね?ってことは、今日ボールここまで持ってこられる?

私今日一日中忙しいよ…。(Zセンターで働くって、今朝決まったことじゃないよね?なんで事前に言わないんだ?)

が、夕方6:30に再度メッセージ。

B さん
まだ忙しい?僕、まだZセンターにいるんだけど、ここまで来られない?

 

よく言えばフレキシブル、悪く言えば行き当たりばったり。

私はやっといろんな用事を終えてぐったりとしていたところだったのですが、「ここで行かないと永遠に渡せないかも!」と思い、Zセンターまで行って無事にブツを渡すことができました(笑)。

ということで、掲載から実に1ヶ月近く経って、やっとボールを売り払うことができたのです。

 

 

Carousellを使ってみて分かった注意点

こんな感じで改めてマレー文化の洗礼を受けつつ、物を売買する中で、私がこれだけは気をつけた方がいい!と思う点を挙げておきます。

1. なるべく直接会って渡す

現在Carousellが仲介する入金方法はなく、郵送の場合はペイパルや銀行振り込みなど、当事者間で決めることになります。Carousellはトラブルがあった場合も介入してくれません。

なので、なるべく直接会い、その場で現物とお金をお互いに確認するのが無難です。

2. 公共の場所で待ち合わせをする

Carousellに限りませんが、知らない人と会うので、人目の多い公共の場所で待ち合わせしましょう。

かなりの確率で相手が遅れてくるので、時間を潰せるショッピングモールがいいでしょう。

3. 約束を守ることを期待しない

これはもう文化・習慣・考え方・感覚が違うのでどうしようもありません。20分ぐらい遅れるのはよくあることです。

遅刻だけならいいのですが、私のようにすっぽかされるかもしれないので、どっちにしろ出かける日に合わせるといいでしょう。

4. 前日にリマインダーを送る

一週間後に約束したら、その日が来るまでに相手は忘れるかもしれません。

前日に、次の日会うことになっているというリマインダーを送りましょう。
(例:Friendly reminder: We are going to meet up in front of AEON supermarket at Midvalley at 2:00pm tomorrow.)

5. 当日の朝にもリマインダーを送る

「今日は何色の服を着て行くね」ということを当日の朝に送ると、リマインダーにもなるし、ミートアップがスムーズになります。
(例:I'll be wearing a blue T-shirt today. See you later!)

 

 

まとめ

なかなか大変な体験もしましたが、普通は1回でスムーズに事が運びます。会ってみると、ほとんどの人は優しく感じの良い人ばかりです(遅刻するけど)。

ただ、売るのに時間がかかることもあるので、すぐに売りたい人には向かないかもしれません。
また、約束を守らない人が我慢できない人も向いてないでしょう。

でも、そういう事も楽しめる人、特に期限を設けずゆっくり売れればいい人にとっては利用価値があると思います。

私はこれからも利用し続けたいと思います。

具体的には決まっていないようですが、日本に進出するという話もあるので、日本在住の皆さんも利用する日が来るかもしれませんね。

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