子供にとってクリスマスは心踊るイベントです。そして、楽しい出来事をより色鮮やかな思い出にするのが絵本。
子供はお気に入りの絵本を読みながらクリスマスを楽しみに待ったり、楽しい出来事を思い出すものです。
そんな風に子供に寄り添い、楽しい思い出作りを助ける絵本を10冊選びました。
クリスマスの絵本10選
数多くあるクリスマス絵本の中から厳選して、赤ちゃんから6歳ぐらいの子供のための絵本を選びました。
対象年齢はあくまでも目安です。小さな子は内容をあまり理解しないこともあるかもしれませんが、大事なことは、家族や大切な人と絵本を一緒に読む楽しい時間を過ごすことです。子供さんが楽しんでいればOK!という気楽な気持ちで読んで、大人の方も一緒に楽しんじゃいましょう!
そして、誰か大切な方へプレゼントするのも喜ばれること請け合いです。
では、対象年齢が低い絵本から順番に紹介していきます。
3びきのちびねずみ(ゆびにんぎょうえほん)
対象年齢:0歳から
クリスマスイブの夜。3びきのちびねずみは、サンタクロースが来るのを今か今かと待っています。ちゃんとプレゼントがもらえたかどうかは、最後のお楽しみ。
小さい子向けの本なので、正直言うと特に話が面白いわけではありません(笑)。ただ、指人形がついているので、1匹ずつ現れるちびねずみに子供が大喜びする仕掛け絵本です。うちの子は初め、本当にねずみがいると思っていたようで、一生懸命触っていました。
読んであげる大人は、ねずみを動かしたり、鳴き声を真似したり工夫してあげるといいでしょう。子供のお気に入りの本になり、何度も読んでとせがまれるかもしれません。
金曜日のことのは見て思い出したけど、本当にちいさいころ「3びきのちびねずみ」って布の指人形のついた絵本が好きでね。
多分4さいぐらいのころだったかと思うけど、母が読み聞かせてくれてね。
すごく好きで比喩じゃなく指人形に穴が開くほど、繰り返しねだったなぁ。— Ardoin (@James_Ardoin) March 30, 2018
うちの本も指人形に穴が開きました!
コロちゃんのクリスマス
対象年齢:1歳から
子供に人気、犬のコロちゃんシリーズです。もうすぐクリスマスなので、コロちゃんはママとクリスマスの準備に取り掛かります。そして夜、コロちゃんが疲れて寝てしまうと…。
ほとんどすべてのページにめくる部分のついた、簡単な仕掛け絵本です。子供は喜んでめくりたがるでしょう。ボードブックなので頑丈です。
しかけ絵本のコロちゃんのクリスマスも好きだったな〜 あれの影響で今もクリスマス好きなんじゃないかな
— あるの (@alnyan) June 8, 2012
まどからおくりもの
対象年齢:2歳から
クリスマスイブの夜。サンタクロースは窓から家の中を覗き込んで、その人に合ったプレゼントを投げ込んでいきます…と思いきや、サンタさんが見ているものと、実際に住んでいる人は違う!
窓として空いている穴が効果的に使われている仕掛け絵本。「ちがーう!」とくすくす笑う子供の声が聞こえてきそうです。最後がハッピーエンドでみんなにっこり。
まどからおくりもの( #五味太郎 )
子供と一緒に何度読んだかわからない。一度読んでタネがわかっても、何度も何度も楽しめる。タネがわかってるのに毎回ちょっとワクワク。 pic.twitter.com/OfUdcAybML— KonpeitoCandy12 (@chocola1242000) January 7, 2018
クリスマスのおかいもの つんつくむらのおはなし
対象年齢:3歳から
今日はクリスマスイブ。つんつくむらのもみのきマンションのみんなは、この日を楽しみに待っています。それは、プレゼントを買いに行ってからパーテイーをやり、プレゼント交換をするから!
冬景色、ヨーロッパのような街並み、詳細に描きこまれた店の様子などの絵が綺麗で、友達や家族と一緒にクリスマスを過ごすウキウキした気持ちが伝わってくる素敵な絵本です。
クリスマスの絵本もたくさんありますが、息子が一番好きな絵本は『クリスマスのおかいもの』(たしろちさと/講談社)です。
みんなのやさしさでほっこりできる絵本です🎄— はろちゃん (@harochan1213) December 24, 2017
おおきいツリー ちいさいツリー
対象年齢:3歳から
クリスマスが近くなり、ウィロビーさんの屋敷に大きなクリスマスツリーが届きました。立ててみると、先っぽが天井につかえるので、執事は先をちょん切って、小間使いのアデレードにあげました。が、それもアデレードの部屋には少し長すぎて、先を切られて捨てられます。それを見つけたのは、庭師のチムー。
同じことの繰り返しは、心地いいのと同時に、「最後はどうなるんだろう?」というワクワクがあり、お話を聞いている子供にとってはとても楽しいものです。最後には、人間も動物もみんながみんな満足して幸せなので、優しい気持ちになります。
「おおきいツリーちいさいツリー」
大きいも小さいも関係ない。
お金持ちの人、そうでない人。人間と動物。クリスマスという幸せな時間を平等に、楽しく過ごしている。一つのツリーからたくさんの幸せが生まれる様子にほっこり。#クリスマスまでクリスマス本紹介 pic.twitter.com/YGxVRTkDUJ— わさび@読書垢 (@booklove_wasabi) December 23, 2017
ぐりとぐらのおきゃくさま
対象年齢:3歳から
ある冬の日、ぐりとぐらは森の中で大きな足跡を見つけ、それをたどっていくと自分たちの家にたどり着きます。家の中には、見たこともない大きな靴やコート。一体どんなお客が来ているのかと思っていると、台所からいい匂いがしてきます。なんと、サンタクロースがカステラを焼いているのでした。
サンタクロースの物が出てくるたびに、「一体誰だろう…」というドキドキが高まります。そして最後にはやっぱり美味しそうなあのカステラが!絵本の中の食べ物ってやたら美味しそうに見えるんですよね…。大人気の1冊です。
実際に同じクリスマスケーキを作った方が!子供が大喜びしそうですね。
我が家のクリスマスケーキはこちら。『ぐりとぐらのおきゃくさま』に出てきたチョコレートケーキを子供に作りました。これ、すごく大変だったので、お母さんはもう作りません。 pic.twitter.com/U2WHILKHxy
— 佐藤晃子 (@akisato_) December 24, 2016
ちなみに、ぐりとぐらのカステラクリスマスケーキのレシピは、こちらの本に載っています。
100にんのサンタクロース
対象年齢:3歳から
あるところに、サンタクロースが100人も住む街がありました。みんなは春から計画的に仕事をしながら協力してクリスマスの日を迎えます。そして、プレゼントを配り終わったあとは、100人でパーティーを開いて楽しみます。
100人のサンタさんはみんな個性的。特にお話がすごく面白いというわけでもないのですが、カラフルな絵が綺麗で可愛く、おまけにシールもついてくるので、クリスマスを迎える気分が盛り上がります。
そして楽しいのは、本当にサンタさんが100人出てくるところ。しかも、裏表紙の中の見返しには、100人がみんな名前入りで紹介されているのです!誰がどこにいるのかきっと夢中になって探してしまうでしょう。
こちらで全ページ試し読みできます。→EhonNavi 100にんのサンタクロース
『100にんのサンタクロース』って絵本めっちゃかわいくて、いい❤❤
— airi (@airi200001011) December 20, 2015
「おおきいサンタとちいさいサンタ」という絵本は、この前のお話です。セットで読んであげてもいいですね。
子うさぎましろのお話
対象年齢:4歳から
真っ白な子うさぎのましろは、サンタ・クロースのおじさんにプレゼントをもらったのに、もう一つプレゼントが欲しくなりました。そこで、すみを体に塗りつけて黒くなり、別のうさぎのふりをしてもう一つプレゼント(種)をもらったのです。しかし、家に帰ろうとしてすみが取れないことに気づき…。
嘘をついて悪いことをしたと反省して一生懸命考えるましろが可愛いです。サンタさんはすべてお見通しなのに、優しくましろを見守ります。考えさせられる話で、大人になってから読むとまた違って感じられる深い話です。
グレーを基調としたページがおしゃれで少し大人っぽい感じもしますが、だからこそましろ、他の動物たちやクリスマスツリーの可愛さが引き立ちます。
#こんな時だからステキな絵本の話をしよう
『子うさぎましろのお話』
感想画も何度も書いたくらい大好きで、大人になって探して買い直したくらいです pic.twitter.com/3gajCNfbqt— ななみ (@prkgreen) February 7, 2018
サンタクロースとちいさな木
対象年齢:5歳から
ある日サンタクロースは、小さな弱々しい木を見つけ、連れて帰ります。その日からサンタさんと木はいつも一緒。いつしか大きく育った木は、嵐の夜にサンタさんとはぐれてしまいます。悲しくて元気がなくなる木でしたが、小さな弱々しい花を見つけて、サンタさんがしてくれたことを思い出します…。
とても可愛いキャラクターの優しい絵に心温まる感動のお話。優しく強い気持ちになれるでしょう。このお話の後、「サンタクロースと50ぴきのトナカイ」「サンタクロースとしまのゆうびんやさん」に続きます。
当店クリスマスフェアではDybooksさんの『サンタクロースとちいさな木』が断トツで売れております(といっても大した冊数ではありませんが)。サンタさんからのプレゼントがくっついていて、とても可愛らしい絵本です。http://bit.ly/hY2NgW
— 雷蔵P、 (@raizou010618) November 27, 2010
サンタクロースっているんでしょうか?
対象年齢:6歳から
子供が成長する過程で、絶対にいつかは出てくるこの質問。夢を壊さずに教えるには、何て言えばいいの?と悩む方も多いようです。
この本は、100年前にニューヨーク・サンという新聞に「サンタクロースはいるの?」と手紙を送った女の子に対して、新聞記者が実際に答えた社説です。アメリカでは教科書に載っているほど有名な文章。
その回答は、大人にとっても感動的。少し長く、説明的なところもあるので小さい子には向かないかもしれないので、このような疑問を発し始める6歳ぐらいからがいいでしょう。一生心に残る本になるかもしれません。
【サンタクロースっているんでしょうか?】
ニューヨークの新聞に、少女から「サンタクロースっているんでしょうか?」と手紙が寄せられた。それに対する返事が絵本になったもの。幼稚園の頃、クリスマス会でサンタさんからもらった絵本。読む度に学ぶものがある。この記者のような大人になりたい pic.twitter.com/ZNmTH1lEPE
— ようしゃん@読書 (@fu_kkuuun) December 16, 2017
まとめ
いかがでしたか?気に入りそうな絵本は見つかったでしょうか。
クリスマスの本は本当にたくさんあるので、ここに挙げた絵本以外にも多くのいい本がありますが、ありすぎて選ぶのが大変だと思うので、10冊選んでみました。
お子さんと楽しいクリスマスを過ごす助けになれば幸いです。