やらなければならないことは山積みなのに、なんだかやる気が出ない…という主婦の方。
その気持ち、ものすごくよく分かります!
やる時間が全くないわけではないのに、ダラダラしているうちに1日が過ぎてしまい、自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。
私のやる気スイッチは、どこー⁈
そんなあなたに、私や友達・知人の主婦としての経験から分かった、やる気が出ない原因と解決法を伝授します!
人はそれぞれ違うので、原因も違うし、効く対処法も違うでしょう。なので、いろいろ試してみて、自分に効く方法をぜひ見つけてみてくださいね。
主婦のやる気がでない原因:体調が悪い
風邪をひいたりしているわけではないのに、なんだか調子が悪い、いつも疲れていると感じていますか?
もちろん病気なら適切な治療をしてくださいね。
でも、病気じゃないのになんだか調子が悪くていつも倦怠感を感じていると、やる気が全く起こらない…!
そんな時の原因と対処法は2つあります。
対処法①睡眠不足を解消するパワーナップ
慢性的な体調不良は、睡眠不足が原因のことも多いのです。
主婦の1日は意外とハード。
家族のスケジュールに合わせて、夜は遅くまで起きているし、朝は早く起きるので慢性的に睡眠不足になりがち。
でも、体調の悪さも気分的な落ち込みなどメンタル面も、充分な睡眠をとることで解消されるケースが意外と多いのです。
なので、眠気を感じた時は、思い切って昼寝しちゃいましょう!
短い昼寝は「パワーナップ」と言って、医学的にも効果があると認められています。
15〜20分程度、長くても30分以内にするのが効果的。
それ以上長いと、余計に眠くなったりと逆効果のこともあるので、タイマーかアラームをかけてから昼寝しましょう。
対処法②運動不足を解消する
定期的に運動していますか?
やったほうがいいとは分かっているけど、忙しいし面倒臭いし、ついサボってしまいがち。
もう毎日クタクタなのに、これ以上運動する力なんて残ってないー!
そう思うのも無理もありません。
でも、運動すると余計疲れるような気がしますが、実際にやってみると、実は逆に疲れがとれるのです。
「筋トレして疲れにくい体になった!」と聞いたことはありませんか?
筋トレができたら本当に疲れにくくなるし、体調もよくなるし、見た目も引き締まるしいいことばかりですが、やりたくない人は無理にそんな本格的なことをする必要はありません。
家でできる簡単な運動を定期的にするだけで、全然違いますよ!
「何をやったらいいか分からない」という方におすすめするのは、ラジオ体操です。
本当によく考えられていて、体のあらゆる部分を動かすようにできているので、「身体中の血の巡りがよくなった!」と実感できるはず。
それに、日本人ならあの音楽が聞こえてくるだけで自然と体が動くので、思考停止してても自然に運動ができちゃいます。
第1、第2体操合わせて6分半ほどなので、ぜひ習慣にしてみてくださいね!
でも、ラジオ体操だけでは充分ではないので、何か他の運動もするといいですね。
時間がない人はタバタ式トレーニングなどもいいですし、YouTubeには10分でできる筋トレなどもあるし、体の気になる部分を引き締めるエクササイズを調べて試してみるのもいいでしょう。
外に出られる人は、サイクリングもおすすめです。天気がいいときは風を切って走ると本当に気持ちも晴れやかになりますよね。
いろいろ試して自分に合う続けられる運動を見つけてください。
運動の習慣がない人は、はじめのうち面倒に感じますが、1週間も続ければ、「あれ、なんだか運動した時のほうが体が楽…!」ということに気づくと思いますよ。
そして、体の調子がよくなるだけで、驚くほどやる気が湧き出てきます!
原因:体調が悪い、疲れている
対処法①パワーナップ
対処法②定期的な運動
主婦のやる気がでない原因:人に評価されない
夫は仕事をすれば給料をもらえるし、子供は学校で成績という評価がつきます。
それがいいか悪いかは別にして、他人からパフォーマンスを評価される立場にあるということは言えますよね。
でも、主婦の仕事はほとんどの場合、人に評価してもらえません。
やったことで給料がもらえるわけでもない。
毎日ご飯が出てくるのも、洗濯物が綺麗にたたまれて引き出しに入っていても、家が綺麗に保ってあっても、家族にはそれが当たり前だと思っていて感謝の言葉もない。
同じような家事を繰り返しやって、ただエネルギーを消耗しているだけのように感じる…。
そんな状況が続くと、やる気がなくなるのも当然ですよね!
というのは、人間には、承認要求というものがあるからです。
承認要求というのは、「人から認められたい」という気持ち。
強すぎると困ったことになったりもしますが、人間として自然な欲求です。人から全く認められなかったら張り合いがなくなりますもんね。
では、この気持ちを満たすにはどうすればいいかご紹介します。
対処法③タスクの可視化で、達成感を得る
「今日はこれとあれをやらなきゃいけない」
と頭の中で考えて、仕事をこなしていませんか?
頭の中で作るリストを英語では「メンタルリスト(mental list)」(「メンタリスト」ではありませんよ)と言いますが、メンタルリストだけだと、物事の優先順位が分からなくなってしまったり、自分がどれほど多くのことを達成できたか実感しにくいのです。
なので、実際に目に見えるリストを作ることでタスクを可視化するのがおすすめです。
その際、タスクは細分化しましょう。
つまり、「家の掃除をする」ではなく、「お風呂の掃除をする」「台所の掃除をする」というふうに細かく分けるのです。
リストを作ると、
●やらなければならないこと
●物事の優先順位
●自分がどれだけ達成したか
がとてもよく分かります。
つまり、自分がどれだけ頑張っているかを可視化することで、「すごい、私たくさんのこと達成してるじゃん!」と自分を評価できるようにするのです。
頭の中でもやもやと、やらなければいけないことと終わらせたことを考えているだけでは、実際はいろいろ出来ているのに、達成感が感じられません。
でも、リスト化することで、実はたくさんのミッションをこなしていることが実感できますよ。
リストは、普通に紙にメモしたり、スケジュール帳・プランナー・家計簿など好きなものに書き込むだけでもいいのです。
また、100均でホワイトボード、マグネットシートを作って手作りしてもいいですね。
いつもやることはマグネトシートを切って書き、できたら裏返します。ルーティンでないことは付箋に書いて、終わったら捨てます。
手作り感満載ですが、これが意外と役に立ちます!
デジタル派の人は、Trelloなどのタスク管理アプリを使ってみるといいでしょう。「タスク管理 アプリ」で検索すると、無料のものがいろいろ見つかりますよ。
自分に合ったものを探してみてくださいね。
このように、タスク管理をしっかりすることで、達成感を感じやすくなります。
そして、自分が達成感を感じていれば、他人からの評価がなくてもあまり気にならなくなりますよ。
対処法④自分から努力を申告して、褒めてもらう
例えば、ずっと気になっていた汚い窓ガラスを掃除をしてピカピカにしたのに、家族は誰も気づいてくれない!なんてことありますよね?
そんな時、「頑張ったのに、なんで気づいてくれないのよ…」と悶々とした気持ちになるかもしれません。
気持ちは分かりますが、家族のみんな、それぞれ忙しいのです。
あなたに関心がないわけではありませんが、仕事のトラブルで頭がいっぱいだったり、学校のテスト勉強が忙しくて他のことが考えられないのかも。
なので、期待するのはやめて自分から頑張ったことを家族に言いましょう!
「ここの窓ガラスが汚かったから、今日窓拭き頑張ったんだよ。見てみて、すごくきれいになったの!気持ちいいねえ〜。」
と明るく報告すれば、
「本当だ、きれいになったね。」
と言ってくれるでしょう。そうやって認めてもらえるだけで努力が報われた気になります。
ただ、家族は外でとてもしんどいことを経験しているかもしれないので、「あなたもいつもお疲れ様、ありがとう」という一言を添えるようにしましょう。
お互いに大変、みんな頑張っているので、自分だけ褒めてもらおうと思うと、「俺なんかもっと大変だった」と言いたくなる人がいるかもしれませんからね…(笑)。
それぞれの努力を認めたり感謝しあうことができたら素敵だと思います。
また、ある欧米人は、こんなことをしていると言っていました。
家族の好きなお菓子を焼いて、みんなの見えるところに置いておくの。
そこに、『ママはすごい!賛成する人は、ママにハグをしてね♡』というメッセージを添えておく。
すると、家族が『どうしたのー?もちろんママはすごいし、お菓子も美味しいよ♡』と言ってハグをしに来てくれるよ。
これは、「ママはすごく頑張っているよ〜!たまにはその頑張りを認めてね♡」ということを、家族が笑顔になるようなやり方でうまく伝えていますね!
いかにも欧米っぽいやり方で少し照れるかもしれませんが、なんだか素敵です。
対処法⑤SNSで外部の人に評価してもらう
家族は気づいてくれなくても、外部の人はあなたのやったことを褒めてくれるかもしれません!
SNSに写真をアップして、自分の頑張りを評価してもらうのも一つの方法です。
原因:人に評価されない
対処法③タスクを可視化して達成感を感じる
対処法④自分から頑張りを申告して、家族に褒めてもらう
対処法⑤SNSで外部の人に評価してもらう
主婦のやる気がでない原因:進歩が感じられない
掃除しても、また汚れる。
同じことを繰り返しているだけで、何も進歩がないー!
夫は仕事を頑張れば、昇進・昇給があるかもしれません。
子供は、日々いろいろなことを学んで成長しています。
でも、毎日家事をこなしていても、またゼロに戻ってしまい、同じことを繰り返さなければいけない…。
そう感じている主婦の方は多いかもしれません。
とにかく、前に進んでいる気が全然しないんですよね。毎日振り出しに戻ってやり直し!って気がします。
対処法⑥「消える家事」と「進む家事」をバランスよくやる
大まかに考えると、家事には2つの種類があります。
●毎日、または数日ごとに繰り返さなければいけない家事
私は「消える家事」と呼んでいます。1日経ったら、頑張ってやったことも消えてしまうから。泡のように、しゅわ〜っと(涙)。
例)料理、皿洗い、洗濯、掃除 など
●一度やるとしばらくはやらなくてもいい家事、前進したことが実感できる家事
例)衣替え、整理、断捨離 など
この中で、「毎日繰り返す家事」だけを毎日やっていると、消耗します。
なぜかというと、全く物事が前に進んでいかない気がするからです。
でも、整理や断捨離をすると、しばらくはすっきり片付いた状態がしばらく続きますよね。
片付いているから気持ちがいいというのもありますが、頑張ったことによって、物事が前に進んだ!と実感できるのが気持ちいいんです。
なので、この2種類の家事をバランスよくやるといいのです。
ちゃんと進歩している実感が持てるので、やる気が湧いてくるでしょう。
「そんなこと言ったって、毎日やらなきゃいけない家事はやらなきゃいけないじゃん!」と思うかもしれませんが、「消える家事」は、適当にサボることができる家事でもあるんです!
ご飯はたまに買ってもいいし、掃除はしばらくしなくても全く不都合はありません。本当に。
たまにはサボって、その時間の分、前に進める家事をしたほうが精神衛生上いいかもしれませんよ。
対処法⑦「消える家事」を「自分を成長させる家事」に昇華させる
でも、「消える家事」はたくさんあって、いつもいつもサボるわけにはいかない。
やらなきゃいけないなら、楽しくやりたい!
そう思いますよね。
ならば、それを「自分を成長させる家事」にしちゃいましょう!
例えば、料理なら、「1週間に1回は新しいレシピに挑戦する(新しい食材を使ってみる)」とか決めます。
すると、少しずつ料理のレパートリーが増えていきます。
つまり、できることが増えていく=成長するということなんです!
他には、例えば掃除をするにも、気になる頑固な汚れを落とすにはどうしたらいいのか調べ、新しい方法を試してみる、化学物質を使わない手作りの洗剤を作ってみるなど、調べて試したり工夫することで、家事が上手になっていきます。
うまくできるようになると楽しくなる、というのは誰でも経験ありますよね!
同じことをするのに、ただ惰性で繰り返しているだけだと楽しくない→やる気がなくなるというのはよくあることです。
たかが家事だとバカにせずに、工夫することで楽しくなり、やる気が出てくるかもしれませんよ。
料理やおかし作りは家族からのダイレクトな反応が返って来ることが多いので、やる気アップには効果的でしょう。
対処法⑧副業する
今の時代は、コンピューターさえあればできる副業がたくさんあります。(具体的な内容はここでは触れないので、興味のある方は検索してくださいね。)
なので、専業主婦の方は、副業してみるとやる気が湧いてくるかもしれません。
いや、もう家事だけでもめんどくさいのに、副業しろってどういうこと?と思うかもしれませんね(笑)。
でも、忙しくても好きなことや楽しいことをしているほうが、かえって疲れないという経験をしたことはありませんか?
例えば、中学校の時の部活。何か目標に向かって必死に努力している時は、放っておかれても黙々と練習し続けたりできましたよね。
やる気が出ないのは、目標がないから。
何か目標を作ることで、やる気がむくむくと湧いてくるものです。
副業の中には、少なくとも半年や1年という長いスパンで頑張らなければいけないものも多いので、誰にでもオススメするものではありませんが、社会で人の役に立ちたいという気持ちが強い人は、考えてみてもいいと思います。
それに、家でデスクワークをする人にとって、家事は本当にちょうどいい気分転換になるんですよね。
やらなければいけないことにメリハリがつくので、家事を楽しんでできるようになるかもしれません。
また、もし副業がうまくいけば、自己有用感(社会の中で役に立っているという実感)が満たされるので、家事は適当にサボったりやったりしながら適当にこなせるようになるでしょう。
家事だけに気持ちがフォーカスしていないので、「やらなければいけないのにやる気が出ない」という悩みに苛まれることはきっとなくなります。
それに、充分稼げるようになったら、好きではない家事を外注するという選択肢もできますよ!
何よりも、自分が目標に向かって進歩しているということが実感できると、生活のいろいろなことにやる気が湧いてきます。
原因:進歩が感じられない
対処法⑥消える家事と進歩する家事をバランスよくやる
対処法⑦消える家事を、自分を成長させる家事にする
対処法⑧副業で進歩する
主婦のやる気がでない原因:めんどくさい
ただもうなんか面倒くさいのよ!
ポチッとやる気スイッチを入れられたらなあ〜。
分かります分かります!
朝顔を洗うのも、夜にお風呂に入るのもめんどくさいですよね…。
ポチッと押すだけでやる気100%になるやる気スイッチが欲しい!と何度思ったことか。
でも、残念ながら、ほとんどの人にはやる気スイッチなんてありません!
ガーン…。
でも、やる気にならなくても、とにかくやるべきことができるようになればいいわけですよね。
では、どんな方法でやれるようになるのか、ご紹介します。
対処法⑨とにかく簡単なことからやる
人はみんな違うので、何かをすると魔法のようにやる気スイッチが入り、仕事がはかどる人も世の中にはいるでしょう。
でも、ほとんどの人にはそんなものはありませんし、あっても人それぞれ。自分で見つけなければいけません。
なんだ…とガッカリしそうになりますが、ちゃんとできるようになる方法があります。
それは、とにかく始めることです。
…いや、それができないから困っているんだよ、と思いますよね(笑)。
でも、嫌々でもとにかく手をつけてみたら、気持ちが乗ってきていつの間にか集中してやっていた、という経験はありませんか?
これは、心理学者クレペリンによって「作業興奮」と名付けられた現象です。
つまり、ポチッと入れられるやる気スイッチはないけれど、とにかくやれば徐々にスイッチが入ってくる、ということです。
この「嫌々でも手をつける」というのがやっぱり難しいと思うかもしれませんが、コツがあります。
それは、「簡単なタスクから手をつける」ということ。
あまり難しいことを考えなくてもできるようなことから始めるのです。
例えば、運動するのが面倒な時、上に挙げたラジオ体操から始めるとかですね。ラジオ体操は、思考停止していても音楽を聴けば体が動くので、比較的簡単です。
それから、始める前は頭の中で「ああ〜めんどくさいな〜やだな〜やりたくないな〜」と思っていたのに、重い腰をあげてやってみたら簡単にできてしまったことってありませんか?
そんな時、「ごちゃごちゃ考えている時間が無駄だった!」と後悔しますよね。
中には、本当に難しくて、手をつけたけど全然気分が乗らないタスクもあるかもしれません。でも、それはそうなったらそこでやめてもいいのです。そうすれば、少なくともズルズルと先延ばしにする時間を損することはありません。
そのことに気づいてから、私は「ああ〜めんどくさ」と思うやいなや、「Just do it.」と心で言うようにしています。
そう、ナイキのスローガン〜(笑)。
「いいからやれ」ってことです。つべこべ言ってるのは、時間の無駄。めんどくさいと思う前にやればいいだけのこと。
ただ自分で言い聞かせるのもいいし、自分の推しキャラに言ってもらってもいいですね!心の中で自由に妄想してください(笑)。
対処法⑩ポジティブな結果を思い描く
お風呂に入るのは面倒くさいけど、実際に入るとさっぱりして気持ちいい!
運動するのは面倒だけど、やれば次の日体が軽い!
勉強するのはめんどくさいけど、その分自分の成長が実感できる!
…このように、努力したらその分未来にいいことがあるのです。
なので、頑張ってやったら、こんないいことがある!というポジティブな面に目を向けて、そのことを考えましょう。
人間は、「やらないと悪いことが起きる」と思うより、「やればこんないいことがある」と思ったほうがやる気が出ます。
面倒くさいという気持ちにフォーカスせず、ポジティブな未来にフォーカスして考える癖をつけるといいですよ!
原因:めんどくさい
対処法⑨とにかく簡単なことから手をつける。「いいからやれ」と心の中でつぶやく
対処法⑩やった結果のポジティブな未来を思い描く
まとめ
長くなりましたが、以上10の対処法を紹介しました。
まとめると、
①パワーナップ
②定期的な運動
③タスクの可視化
④自分から積極的に褒めてもらう
⑤SNSにアップする
⑥消える家事と進歩する家事を両方やる
⑦消える家事を工夫して自分を成長させる
⑧副業で成長する
⑨とにかく簡単なことから手をつける
⑩ポジティブな結果を考える
ということでした。
ここまで書いておいてなんですが、日本の主婦は頑張りすぎなので、もっと休んでもいいと個人的には思っています。
あまり真面目に考えすぎず、適当にサボって家事をこなしましょう〜(笑)。
それでも、どうしてもやる気を出さなきゃいけない時もあるもの。
そんな時、この記事が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。