山下智久さんの英語学習法の４つのポイント！日常生活に簡単に取り入れる方法

山下智久さんといえば、山Pの愛称で親しまれ、歌、ドラマ、映画などで活躍されているイケメンタレントさんですが、英語が堪能なことでも知られていますね。

彼は、一体どんな方法で英語を勉強しているのでしょうか？

そして、私たちがそれを参考に、自分の生活に簡単に取り入れてみるには、どんな方法があるでしょうか？

山下智久さんと英語

きっかけとTV番組

山下さんが英語を本格的に勉強し始めたのは、妹さんの家庭教師をしていたフランス人女性と出会ってからだと言われています。

その後、2012年の「山下智久・ルート66〜たった一人のアメリカ」と言うドキュメント番組でアメリカを横断したり、2014年には「大人のKISS英語」などで英語を披露してきました。

ぶっちゃけ、山Pの英語はうまいの？

山下さんがTVで英語を披露すると、うまいだの下手だの賛否両論が出るようですね。いろいろ言われるのが芸能人の宿命ですが、本当のところ、どうなの⁈と思う方もいるでしょう。

英語教師の私の意見を言うと、好感の持てるいい英語を話すと思います。

もちろんネイティヴと同じようには話しませんが、帰国子女でもなし、長期留学経験もないのにあれだけ喋れるのは、相当努力していると思います。

話すのを聞けばその人が基礎をきちんと勉強しているかすぐにわかりますが、山下さんは地道に基礎を勉強していることがはっきり分かります。

また、発音もいいし、イントネーションも自然です。たくさん実戦を積んでいると分かります。音楽をやっているだけあって、音感もいいのでしょう。

彼の英語が下手だという人は、きっと完璧でなければいけないと考えて、全然口から英語が出てこないタイプなのではないでしょうか。

世界中の英語話者は14〜15億人とも言われています。そのうちネイティヴスピーカーは4億人以下。第２外国語として話す10億人以上の人が母語のアクセント（訛り）を持っています。それだけでなく、ネイティヴスピーカーだって、アメリカアクセントとかイギリスアクセントなどがあるのです。

もちろん通じる程度には発音を磨く必要はありますが、日本人が多少日本アクセントを持っていたからと言っても大した問題ではないのです。適切な言葉を選んで正しい文で話せば、大抵は通じるのです。

そもそも英語というのはただのツール。一番大事なのは「どれだけ流暢に話すか」ではなく、「何を話すか」という中身です。

山下さんの英語はネイティヴがストレスなく理解しコミュニケーションをとれるレベルで、きちんとツールとしての役割を果たしています。充分上手だと思いますし、これからも上達すると思います。

ということで、彼の勉強法から、私たちが学べるものがありそうですね！

山下智久さんの英語学習法

2018年５月27日付けのAERA dotの記事によると、山下さんが語った英語学習法は、主に次の４つのポイントがあるようです。

①モチベーションを維持できる環境を作る

外国人に話しかけられたのにうまく答えられなかった時、「頑張って英語を勉強しよう！」と思うけれど、時が経つにつれてそんなやる気もどこかへ行ってしまう…という経験をしたことがある人は多いはず。

なので、この「頑張って勉強しよう！」という気持ちが一過性で終わらないような環境を自分で作ることが大切です。

山下さんは、日本に住むネイティヴスピーカーの友達との会話やメールは全て英語と決めたそうです。

「話さなくちゃいけない環境をつくるのが一番です。ネイティブの友人がいなくても、英会話教室で先生と話したり、英語を習っている友だちとのメールは全部英語にしたりすることも効果的だと思います」

引用：山下智久がハリウッド女優に英語でインタビューできるほど上達したワケ

確かに、普段から「友達に伝えたい！」という気持ちになる環境なら、モチベーションが続きますよね。

私たちが取り入れるには？

ネイティヴの友達を作るのが一番！とは分かっているけれど、それができれば苦労しないよ…と思う方も多いかもしれません。

確かに、日本人同士だって誰でも友達になれるわけではありません。それなのに、言葉の壁があっても優しく拙い英語に付き合ってくれる友達を作るなんて簡単にはいきませんよね。

そういう場合は、「英語を話すための友達」ではなく、「同じ趣味を持つ友達」を探してみましょう。

同じ趣味を持つ多国籍の人が集まる場に行ってみると、共通の趣味を介して仲良くなれることが多いものです。

または、ランゲージパートナーを持つという方法もあります。

これは、自分のターゲット言語（自分が習得したいと思っている言語）を母語とする人同士が、時々会って、それぞれの言語で話すということです。

つまり、英語を学びたい日本人が、日本語を学びたいアメリカ人やイギリス人など英語を母語とする人とパートナーになります。今は英語、ここから日本語、と時間を区切って両方の言語で話すようにすると、お互いに自分の話したい言語で話すことができますよね！ウィンウインです。

このようなランゲージパートナーをマッチングするサイトやアプリなどがあります。こちらの記事に載せているので、興味のある方はどうぞ。

それでもネイティヴの友達を作るのはハードルが高いと思う方は、SiriかGoogleに話しかけましょう！

山下さんはiPhoneのSiriを英語モードにして発音チェックをしているそうですが、発音チェックだけだともったいないです。常に英語モードにしておいて、何か調べたいことがあったら、英語でSiri（またはGoogle）に聞いてしまいましょう。

今日の天気や気温はどうかな、と思ったら、

"Hey Siri, what's the temperature in Tokyo today?"（今日の東京の気温は？）

"Ok Google, how is the weather in Osaka today?"（今日の大阪の天気は？）

こんな簡単なことでも、うまく通じた〜！って意外と嬉しくなったりします（笑）。うまく言えるようになったら、違うことを言う…と繰り返していくと、得意なセリフが増えていきますよ。

聞きたいことがなくても、例えば最上級を習ったら、

"Hey Siri, what's the highest mountain in the world?"（世界で一番高い山は？）

などと覚えた例文を使って話しかけてみるのもいいです。

私がよく使うのはタイマーやアラームです。料理中、手が汚いのでスマホを触らずにタイマーをセットできるのは便利です。一番簡単なのは、

"Hey Siri, timer, 15 minutes."

"Hey Siri, alarm, 7:00 am."

これだけでもいいのです。慣れてきたら、

"Hey Siri, set an alarm for 7:00 am tomorrow."

と文で言うようにします。

私の感想では、グーグルの方が頭がよくて、Siriはよくとんちんかんな答えを返してきます…。でも、「違う、私が言いたいのはこういうことよ！」と言い返したりできるので、会話の練習には向いてるかも⁈

または、定期的なオンライン会話レッスンで、英語を話さなければいけない状況に自分を追い込むのもいいかもしれません。英語学校のレッスンよりは、自宅でできる分手軽で、安いものが多いようです。

もう一つおすすめするのは、SNSなどの設定を英語にしてしまうことです。そして、自分の好きな外国人の芸能人や英語で書かれている趣味のアカウントをフォローすることです。

設定を英語にすることで、否応なしに英語が入ってきます。また、毎日英語に触れ、好きなもののことを知りたい！と思うことで、モチベーションが維持された状態になります。

②テキストで学習する

体系的に文法を学ぶことは絶対に必要です。

山下さんは同じものを２冊買い、１冊は移動時間に必ず開き、もう１冊はその日やるページを開いて机の上に置いておき、疲れて帰ってきても取り掛かりやすいようにしたそうです。

このように、「自分にとって簡単にやれるようになるメソッドは何か？」を考えるのはいいと思います。例えば、１冊はトイレに置いて、トイレに入ったら必ず開く、というのも一つの方法です。

私のおすすめは、「日常的にやらなければいけない習慣とくっつけてしまう」です。

例えば、ご飯を食べる、歯磨きをする、お風呂に入る、など毎日必ずやることと連続でやる習慣をつけることです。

「お風呂から出たらテキストを開く」などと決めておき、初めは意識して取り組みます。でも、２週間もすると、「やらないと落ち着かない」というように、習慣化されます。

山Pが使っているテキストは何？

調べたところ、山下さんが使っていると言われているテキストは、以下のもののようです。

丸暗記不要の理解して学ぶ英語生講義

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③歌を利用して発音を学ぶ

これは私もよく人におすすめする方法です！

英語は繰り返しやることが非常に重要ですが、好きな歌だと何度聞いてもいいですからね。

山下さんは、ラップの歌詞を検索して、単語と単語のつながり（リンキング）を身につけたそうです。

歌の勉強法については、以下の記事で詳しく書いています。

④楽しいと思えるまで続ける

初めのうちは語学の勉強って楽しくないんです。

やってもやっても全然できるようにならないし、どんどん新しいことが出てきて、頭がパンクしちゃいそうになります。

山下さんは、趣味のギターやサーフィンも、諦めずに続けて努力をコツコツ積み重ね、ある時急に「できる」と思う瞬間が訪れたそうです。

その先は楽しくなるので、とにかく続けることが大事、そしてそのためには続けられる環境を作るのも大事、とのことです。

確かに初めのあまり楽しくない時期に挫折してしまう人は少なくないです。

どうやれば続けられるか？というのは人によって違うので、自分に合う方法を考える必要があります。

・一緒に勉強する友達を作る。

・テストを目標にする。

・小さな目標を設定し（テストの点など）、達成したら自分にご褒美をあげる。

・好きな外国人の俳優などのツイッターやインスタグラムのアカウントをフォローし、コメントを書く。（いつかもっと上手に書いて自分の気持ちを伝えるぞ！と気持ちを奮い立たせる。）

・私も山Pみたいにペラペラになる！などと自分の好きな芸能人が英語堪能なら目標にする。

などなど。

絶対に続ければ楽しくなる時が来ます。そこを越えれば世界が広がるので、ぜひ頑張って続けられる方法を見つけてください！

まとめ

山下さんの学習法のポイントは、

ということでした。

私たちが簡単に日常生活に取り入れられる方法には、以下のようなものがあります。

これをヒントに、自分に合う方法をぜひ見つけてくださいね！

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